【実委小話】ホームページができるまで

こんちゃーす!!
78代くすのき祭実行委員会 小委員会企画 ホームページ担当です!!
ついに第78回くすのき祭のホームページが公開されました。
皆さん隅々まで見ていただけましたか?
まぁ、コンテンツの数はまだ少ないのですが…
さて、今回の実委小話では、私がホームページ担当になってから、このホームページが出来上がるまでをだらだらと綴っていきたいと思います。
無茶振り
まずは、私がホームページを担当するに至った経緯についてですが、これは全く予想外のことでした。
というのも、当時私には他の役職が決まっていたのです。
77代くすのき祭実行委員会で、私は「門班副班長兼小委員会企画及び小委特別推薦IT部門外部顧問」という肩書を持っていました。
「小委員会企画及び小委特別推薦IT部門外部顧問」というのは、公式YouTubeチャンネルやLINE公式アカウントといった当時の新たな試みに、技術者として関わっていたということです。
(具体例を挙げると、映像制作者兼エンジニアとしてYouTubeに上がっているいくつかの動画の制作、LINE公式アカウントの開発などをしていました。)(↓これとか)
第77回くすのき祭が終わり、引継ぎの準備が進む中、私は当然IT部門の統括になるのだろうと思っていました。
外部顧問を務めていたわけですから。
そして実際に任されることになりました。
ところが、役職が決まって動き始めようとしていたところ、先代のホームページ担当の先輩から言われたのです。
「ちなみにhtmlとcssできる?」と。
断ろうとしました。
ホームページなんて作ったことがなかったですし、htmlとcssも情報の授業で簡単なものを学んだだけで、大した知識もありません。
何よりYouTubeとLINEに加えてホームページまで担当したら命が危ないと感じました。
結局「まぁ、いけるか」と思って引き受けてしまったんですけどね。
はじめての作業環境
ホームページ制作の第一歩は、現状のホームページを観察することでした。
全てが初めて触るツールなわけですから、それしか方法がありませんでした。
わかる人にはわかると思いますが、このサイトはWordPressというツールを用いて制作されています。
当時の私はWordPressという名前だけ知っている、という程度でした。
勿論プラグインなんてわかるわけがありません。
先輩から頂いた引継ぎ資料のプラグインの欄に「よくわからない」と書いてあるのを見たときには発狂しそうになりました。
私はとにかく触れるボタンはすべて触り、どういう仕組みでホームページが作られているのかを理解しようとしました。
本当にすべてのことを試しました。
そして一つの結論に辿り着きました。
すべてを作り直そう、と。
ゼロからの作り直し
まずはcssを全部消しました。
そして、プラグインも必要最低限のもの以外すべて消しました。
先代の担当者たちが制作できているのだから、どんなに大変でも理論上私にだって制作可能という考えからでした。
過去のページがいくつか残っていましたが、あえて何も見ずに突き進むことにしました。
私が最初に考えたのがホームのレイアウトです。
そして、そこからホームページ全体の表示形式の方向性を決めていきました。
それに伴い「フルワイドの実現」と「ヘッダーのデザイン変更」をしました。
「フルワイド」とは、言葉の通り画面の端から端までを使えるようにするということです。
一見普通のことのように聞こえるかもしれませんが、実はそうでもないんです。
このホームページは、Lightningというテーマを使って作られています。
そして、このテーマでは左右にオブジェクトの配置ができない空間があるのです。
もちろん左右に空白を置くことは視認性を上げるための処理として悪いことではありません。
実際にこのホームページでも、pc版は横幅の10%、モバイル版は3%の空白を左右に設けています。
しかし、本当に何も置けないと困るんです。
例えばホームの背景が画像になっていますが、これは全幅が使えないと実現できないことなんです。
フルワイドの実現により、従来のくすのき祭ホームページとは違う体験が届けられるようになりました。
「ヘッダー」は画面上部に表示される、あのヘッダーです。
pc版ではメニューが表示されていると思います。
モバイル版はページの一番上まで上がると見えると思います。
このヘッダーのデザインを変更しました。
具体的に言うと、背景を半透明にし、後ろはぼかすようにしたり、グラデーションをかけたり、といったところです。
今まではもっとポップな印象だったのですが、存在感が強すぎたので馴染みやすいようにしました。
また、ホームではトップ画像をフル画面で表示するために、ページ全体を上に持ち上げて食い込ませるということをしています。
どちらもcssのチュートリアルみたいなものなのですが、私にとって初めてのcssだったこともあり、相当手こずりました。
コンテンツも作り直し
ホームページの土台が完成したら、いよいよ一つ一つのページを作っていきます。
これが思ったよりなかなか大変でした。
理由は簡単。
全てを作り直すと決めてしまったためです。
文章を書き直したり、文字だけだったところは視覚的にわかりやすく作り直しました。
特に大変だったのはくすのき祭とはというページです。
このページの「くすのき祭の歴史」を、言葉通りすべて作り直しました。
結果的に今まで公開してきたものと比べると、内容がなんと二倍以上に増えました。
歴史をまとめるためには、歴史を知らなければなりません。
このページを制作するにあたって、過去の川越高校新聞のくすのき祭に関する記事を片っ端から読み漁り、川越高校100周年記念誌などの資料も徹底的に調べ上げました。
この調査の中で得た気付きはどれも面白いものばかりだったので、少しでも皆さんに共有したいという思いでまとめました。
是非読んでみてください。
(この調査の中で見つかった資料により過去の門ギャラリーの写真が増えたりもしました)

最後に
ここまでお読みいただきありがとうございました。
自分で自分の首を絞めた男の零れ話でした。
どうぞ笑ってください。
さて、実際にホームページを作ってみての感想ですが、何もかも初めてだった割には形になって驚いています。
「こういう表示って、いいよなぁ!」という漠然としたイメージが、実際に画面の中に組み上がっていく様子は面白いものでした。
ちなみに今回のホームページ制作のために、世の中のあらゆるホームページを観察して構想を練っていたのですが、大阪万博のものを特に参考にさせていただきました。
様々なパビリオンが一堂に会する空間が、なんだかくすのき祭の構図と似ていると思ったんですよね。
真似できる表現がたくさんあったので、吸収させていただきました。
以上、「ホームページができるまで」でした!!!
色々あって、このホームページはできていたわけですね!!
まぁ、コンテンツの数はまだ少ないのですが…
これからも進化を続ける78代ホームページにご期待ください!!