【実委小話】電気班が復活するまで

こんちゃーす!!
第78代くすのき祭実行委員会小委員会電気班です!!
本日本格的に活動を開始した電気班ですが、実は過去に一度消えた組織なんです。
ということで、今回の実委小話では、「電気班」が再び創られるまでを正直にお話します。
小委電気班は2人いるのですが、今回は(形式上)班長であるSが語らせていただきます。
出世ルートを踏み外した男
私は去年、77代ではイヴェント班の副班長兼会計を担当していました。
当時の事務系副委員長から「お前と宣伝班会計が次の小委の会計だな」と指名されていたんですよ。
小委の会計って、くすのき祭のお金を統括するとてもエリートな存在なんです(主観)。
そんなわけで「出世できるぞ~!」とワクワクしていたのですが、大きな障壁がありました。
それは私の成績がべらぼうに悪いことです。
それはもう学年最下位を取るレベルで。
その様子を見かねた当時の事務系副委員長が「お前は勉強しろ」ということで私を小委の会計候補から降ろしてしまいました。
自業自得でございます。
それでもどうしても実委としてくすのき祭に尽くしたい、という思いから先輩方に小委に入れて欲しい、と懇願しました。
無事その願いは聞き入れられ、なんとか小委入りを果たしました。
そこで私が指名されたのは「小委電気担当」でした。
しかし私はショックでした。
なぜなら先輩方が78代の役職決めをしている声を偶然聞いていたからです。
その内容は「電気担当か…誰でもいいな…」。
まあ、余りの枠に入れられたのは当然といえば当然なのですが。
ハチャメチャな遺物たち
77代の先輩方から引継ぎの書類を受け取って約2カ月。
「そろそろ備品の把握でもしておくか」と思い立ち、同じく電気担当になった私の介護人のHと一緒に倉庫を漁ってみました。

すると、恐ろしいことが発覚します。
とにかく倉庫が汚い。
備品が散乱している。
調べてみると一部壊れている物も見受けられました。
そして全体的に備品が20年前くらいのものが多く古い。



特に私たちが危険視したのは後夜祭にて来場者人数を発表するカウンターでした。
まあ、カウンターといっても数を数える機能はなく、ただ数字を光らせて表示するものですが。
何がまずいのかというと、カウンターの仕組みです。
表示形式は「7セグ」と呼ばれるデジタル表示なんかでよく見るものなんですが、なんと白熱電球を7個各マスに無理やり固定し(固定できていない)、一つのタップにコードで繋ぐ、というものでした。


素人目から見ても定格電流は超えているのは明らか。
実際点灯してみると火花が散りました。
これに危機感を覚えた私達は備品の整理、カウンター5機の作り直しを決意します。
電気班との出会い
さて、備品の管理とカウンターの作り直しを決意したのは良いものの、二人では圧倒的に人手が足りません。
さらには、カウンターについての知識もありません。
どこかに資料はないかと、実委室の本棚を調べました。
すると、萌えキャラが印刷され、「電気班引き継ぎ」と書かれたディスクが見つかったのです。
中を見てみると、2000年代に「電気班」という門班やイヴェント班のような「班」が活動していた形跡がありました。
記録によるとどうやら2012年頃に無くなってしまったとのこと。
電子工作を行っていた形跡を見て、私はなんて面白い班なんだろう、とときめきました。
元から「新しいものを作りたいな」と思っていた私にとってうってつけのものだったのです。
大義と自己顕示欲
それからは「電気班」を作りたいな~、と思い始めました。
そうすることで足りない人手を集めることができますし、なにより「(新生)初代電気班長」というロマンある肩書きを手に入れることができます。
私は承認欲求と自己顕示欲の塊ですので、これが成功すれば「誰でもいい」なんて言われず非常に気持ちヨくなれます。
そこで「失われた伝統の復活」と謳い各方向へ説得を始めました。(これが12月頃。)
まずは直属の上司である参団系副委員長。
一応賛成を貰えましたが、「ちゃんと人は入るのか?」と心配されてしまいました。
その通りです。
が、やるしかありません。
その後なんとか小委内でも賛成を貰い、電気班の誕生が確定したのです。
直前のドタバタ
さて、電気班の誕生を祝っている場合ではありません。
電気班が誕生するにあたって問題が2点ありました。
1つは参団系副委員長から心配された通り、人が来るか。
これはできる宣伝をやるしかありません。
が、私は電気班を作れることへの喜びから宣伝そっちのけで電気班のマークを作っていました。

やった宣伝は機関紙に電気班の募集を乗せただけです。
こいつは本当にやる気があるんでしょうか。
とは言いつつ、幸い私はPowerPointに慣れていたので、OTのときに使うスライドに結構力を入れました。
結果として予想の2倍くらい人が来てくれたので本当に安心しました。
もう1つは人をどうやって育てるか。
流石に知識がない後輩たちに電気を扱う作業をさせるのは危険です。
いつ労基に怒られてもおかしくありません。
そこで趣味で電子工作を行っている友人のMに協力を仰いで電気に関する知識や技術を身に付けてもらうため、定期的に研修を行うことにしました。

私も大して知識があるわけではなかったので、急いで学ぶことになりました。
他に学ぶべきものがあるのにね。
本日初回の研修が行われましたが、うまくできるか不安で仕方がありませんでした。
先生ってすごい。
最後に
とまあこんな感じで、電気班はできました。
ですが、まだまだ生まれたて、発展途上です。
後輩たちの様子や制作状況などを見ながら少しづつ電気班を完成させていきたいと思います。
やりたいこともまだまだ沢山ありますからね!
既に欲張っていますが、出来るところまで欲張ってみたいと思います。
現在はカウンター制作をどんどん進めています。




裏方ではありますが、ビカビカ光らせていきますので、応援よろしくお願いします!!
引継ぎディスクを作成したOBです。
まさか10年以上経ってから中身を見られる方がいるとは思ってもみませんでした。
当時からカウンターは老朽化しており何とか使用している状況でしたが、再度チャレンジされるとのことで、陰ながら応援しています!