【実委小話】門のモチーフが決定するまで

こんちゃーす!!
第78代くすのき祭実行委員会門班班長です。
門班は毎年実在する建物をモチーフにしてくすのき祭の入場門を制作しています。
そして先日、今年僕らが制作する門のモチーフが発表されました。
(モチーフの紹介はこちらから)

今回は門班長が今年のモチーフが決定・発表されるまでの壮絶な道のりをみなさんにお伝えできたらと思います。
モチーフ「聖ヨハネ教会堂」
モチーフ発表動画を見ていただいた方ならご存知だと思いますが
今年の門のモチーフは「聖ヨハネ教会堂」に決まりました。

この建物は明治時代に京都に建てられた教会堂で、現在は愛知県に移築されています。
注目すべきはなんといっても前面にある大きな二つの尖塔です。
この塔が最難関ポイントであり、一番の見せどころです。
一階のほとんどがレンガ造りになっているのも大変だけど作り甲斐があります。
では、この今年のモチーフはどのようにして決まったのでしょうか。
意見のぶつかり合い
基本的に門のモチーフは班員全員で話し合い、一つのモチーフに決められます。
第78回のモチーフに関する会議は、去年の10月頃から始まりました。
最初は一人1,2個モチーフ案を出し合い、その中から話し合いで一つに絞ります。
モチーフを決める際には考慮しなくてならないことがいくつかあります。
- 素晴らしいモチーフか
- 実際に門として再現できる構造か
- 細かい装飾まで作るための様々な角度からの写真を集められるか
- 班員みんなが納得した作りたいと思えるモチーフか
などです。
これらを踏まえて班員が出し合った案から少しずつ無理そうな案などを除外していきます。
そして案が数個まで減ったところで、その中から決めようとなったのですが…
ここで問題発生。
最終的に残った二つのモチーフ案のうち、どちらを選ぶかで班内で大きく意見が割れました。
そして、それぞれの勢力がお互いに自分が選んだ案のアピールポイントを主張し続け、意見は平行線のまま...
話し合いは数日に及びました…
長い長い話し合いを経て、ついに決まったのが今年のモチーフだったのです。
モチーフが決まったら早速門の設計をしていきます。
門班の幹部の設計陣でモチーフの画像を調べていきました。
しかし、ここでも問題発生。
参考にする画像が足りない…
そこで我々は決意しました。実際にモチーフを見に行こうと。
現地へ…
そして数日後、設計陣4人は名古屋駅に降り立ちました。
そこからさらに電車でモチーフの建っている愛知県犬山市の明治村に向かいました。

目の前にあらわれたモチーフの建物を見て私たちは思いました。
「美しいぃ〜!!」


しばらく私たちは見とれていました。
そしてたくさんの参考写真を撮り、埼玉へと帰宅しました。
長い長い冬
帰った私たち設計陣は集めた画像をもとに門の設計に着手し始めました。
モチーフは4月まで発表できません。
そのため、門班関係者以外にはモチーフがバレてはいけません。
周りにバレないように設計を進めるのはとてもつらく、寒い冬でした…
少しずつ他の門班員とともにパーツの試作や準備もしていきました。
年が明け、学年末考査が終わり、季節が進み暖かくなったころには門の設計も試作も大方完成していました。
あとは発表を待つだけです。
ついに発表!
そしてついに4月26日。
朝から門班員はソワソワしていました。
土曜授業後、中庭で実委の発足式があり、門班にもたくさんの新入生が入班してくれました。

そしてその日の夜、各種SNSでついに門のモチーフを発表しました。
後日、学校のクラスメイトや部活の仲間が門のモチーフの話をしているのを聞いて門班員はニコニコでした。
最後に
こんな感じで門のモチーフは半年以上の長い道のりを経て発表されたのでした。
僕たち門班はこのモチーフをもとに今年のくすのき祭の入場門を作ります!
現在も門班は夏に向けて絶賛作業中です!
ぜひ私たちが作るくすのき祭の門を見に来てください!
お待ちしております!